ハンブルクは大都市の割に日本食料理店が少ない都市です。
日本食を求めネット検索した場合
Sushiという言葉で検索した方が
それらしいお店が数多く上がって来ます。
日本人好みの日本食を出しているレストランは数えられるほどしかなく
家庭的なお料理を出しているお店が数件
和食を外国人にも受け入れられやすいモダンなスタイルにして提供しているお店が数件
それ以外のアジア・日本料理と歌っているお店は
その大多数が日本人以外のアジア人による
アジア料理(タイ、ベトナム、中国、韓国がメイン)のメニューの一環で
お寿司とお味噌汁のみ扱っているお店が多いです。
お寿司に関して言えば
日本人以外のアジア人が海外で学んだ海外仕様のお寿司は
日本人特有の寿司に対する固定観念が無く
かなりクリエイティブで材料の組み合わせなど
お寿司の可能性を多々学ぶことは沢山あります。
ただ、外でお寿司を食べて感じるのは
使っている素材は日本食レストランと同じなのに
その基礎がなっていないため作品が死んでしまっているという点です。
上にソースをかけたりすることで
純粋な素材の質や味に重きを置かないお店が多いです。
特に残念なのは寿司飯に対してで
寿司酢が多過ぎて酸っぱ過ぎたりべちょべちょしたり
時にはお米に芯があったお店もありました。
ただでさえお寿司のお値段は高価で高級食
そこに付け加えこのクオリティ。。
なので最近はお寿司自体食べに行くということを辞めていました。
そんなさなか今年の初めに
以前街で有名だったレストランHokkaiが
お寿司屋としてリニューアルオープンしたのを知り
まだここでお寿司を食したことがない私は
かなり期待で胸を膨らませました。
ちょうどこちらではランチ営業があったので
一度食べてみる価値はあると思い本日足を運んできました。
お寿司や海鮮丼の種類がいろいろある中
手書きメニューにはラーメン各種とまであるではないですか?!!
が、しかし迷いに迷ってうどん定食にしました。
うどん定食は
お茶
うどん
握り2巻
太巻き2巻
の内容でいろいろ楽しめつつお腹もいっぱいになる内容でした。
日本人の握るお寿司美味しかったです。
日本にいた頃
寿司飯に対してここのお店のは美味しいなどと
一々考えたことさえありませんでしたが
海外でひどいクオリティで仕込まれた寿司飯を食べていると
今日のそれは
普通に違和感なく食を楽しめ
それがつまり一番美味しいということなのだろうと再確認しました。
ドイツ国内はどのお寿司屋でもほぼ同じ握りネタしかなく
その大堂は
シャケ
マグロ
ハマチ
エビ
です。
なので最近では素材の味に期待するよりも
お米と、魚やソースなりのクオリティに期待してお寿司を楽しんでいます。
近年の和食ブームに乗って
ハンブルクにも和食レストランの競合店が増えれば
もっと種類の豊富なメニューや
リーズナブルな価格になっていくであろうと
期待に胸を膨らませている今日この頃です。
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